Dishonored HD (2015/PS4)
Dishonored HD
機種:PS4(他機種版あり)
価格:¥5,184(DL販売・2017/04/19時点)
発売:Bethesda Softworks
開発:Arkane Studios
対象:CERO Z(18才以上のみ対象)
評価:72点
ジャンル
ステルス系FPS
あらすじ
王室護衛官のコルボは女王の命を受け帝国に蔓延している疫病対策の支援を募るために近隣国に赴いた。だが成果は得られず彼は落胆の中帝都に帰還する。そんな彼の帰りを待っていたのは女王の子女エミリーであった。
コルボは彼女に伴われるまま女王の待つテラスに足を向ける。
そして収穫のなかった旨を女王に報告している最中、事件は起きる。
髑髏のようなマスクで素顔を隠した奇怪な出で立ちの連中にコルボたちは襲撃されたのだ。
しかしそこは王室護衛官。矢継ぎ早に襲い来る暴徒を次々と切り伏せてゆく。
一人二人と薙ぎ払い女王を守り切れるかと思った矢先、コルボは”不思議な力”で体の自由を奪われる。抗おうとも体は全く動かない。そしてその隙を突き彼の眼前で女王は凶刃に倒れてしまう。
ようやく体の自由が戻り女王の元へ駆け寄るが彼女は彼の腕の中で息を引き取る。
そこに”計ったように”摂政伯爵を筆頭とした援軍が到着する。
女王の死に驚愕する彼ら、そして辺りを見渡すと先ほどまで傍にいたエミリーの姿が見つからない。
血まみれの女王を抱きかかえているという点も相まってか、コルボは女王の殺害とエミリーの誘拐という無実の罪をかけられ投獄されてしまう。
監獄生活を強いられ、刑の執行をただ待つばかりのコルボ。
死の足音がにわかに大きくなってくるかのようなある日。
いつものように怒りと屈辱のスパイスが効いた食事が配給された。生き長らえる最低限の食事だ。
ふと見るとそのトレイに何かがが挟まっている。
手紙だ。
それは協力者を名乗る者からのもので脱獄の手引きと牢屋の鍵が添えられていた・・・
この物語は "Dishonored" (汚名を着せられた)を晴らし、
自分を貶めた者たちに復讐を遂げる物語である。
概要
寡黙な王室護衛官のコルボ。プレイヤーは彼を操り血塗られた復讐劇を成し遂げます。
また復讐だけではなく攫われた次期王女エミリーの救出も同時進行。
ゲームは帰還からの投獄、脱獄から始まり、あらすじでも述べた協力者が集うパブを拠点として女王暗殺を企てた勢力に対して反撃を行っていきます。
パブの隣には工房がありそこでは爆弾等の補給や、所持金に余裕があれば武器、防具、そしてアクセサリーのグレードアップを行うことが出来ます。
このゲームではカオス(混沌)と呼ばれる独自のステータスを持ち、これは主人公の行動により上昇、下降します。具体的には敵兵、一般市民問わず殺害を行うとカオス値は上昇し、気絶(無力化)させるだけなら上昇を防げるといった具合になります。
カオス値、例えば帝都では疫病が蔓延っているのですがカオスが高い状態だとネズミ(大群で襲ってくる)の出現頻度が上昇、病気の市民が増えるなど街の様相が変わります。
本作はマルチエンディングなのですがカオスはここにも関係してきます。
ステルス系FPSとジャンルで紹介しましたがプレイスタイルはその限りではなく武力で正面突破する事も可能で、その幅の広さは本作の魅力と言えるでしょう。
また自由度という点では目的に達する手段、ルートが豊富に用意されておりその選択も楽しみの一つになっています。
ルーンは本作の大きな特徴の一つとなっているもので、主人公コルボが超常能力を獲得するのに必要とされるアイテム。
代表的なものでは、
・ブリンク(空間の高速移動)
・ダークビジョン(生体が壁を透過して見える、音が可視化など)
など、プレイスタイルに大きな変化をもたらす要素となっています。
全ての超常能力を獲得することは不可能なので、プレイヤーはスタイルに応じて能力を取得していくことになります。
ボーンチャームは装備品。装備することで、
・剣を振る速度が一定程度速くなる
・ステルスモード中の移動がわずかに速くなる
などの効果を得られます。
なお販売はThe Elder Scrollsシリーズで知られるBethesda Softworks。
元はPS3で発売された本作、PS4へのHD移植版には全てのDLCが収録されています。
キャッチコピーは、
”我、復讐に命を捧げん”
Good
・退廃した世界がかっこいい
・ステルスを決めると気持ちいい
・1週のプレイ時間がそんなに長くない(ステルス15時間、ごり押し9時間程度)
・超常能力からくるプレイの自由度が高い
・1周目ステルス、2周目ごり押しとスタイルの多様性からくるリプレイ性が高い
・問題解決の選択肢が豊富でそのチョイスが楽しい
Bad
・死んでしまうと再ロードがかかるがやや長い
・背後からのスタン攻撃(首絞め)の判定がやや悪く、失敗(絞め落とすつもりが剣を振ってしまう)すると高確率で気付かれストレス
・敵兵の視野がやや広くステルスプレイではややストレス
・敵兵の感度が高い(かなり慎重に動かないとすぐに気づかれる)
・確実にステルスを決めるために敵を待つ機会が多い
・グロテスクな表現が若干あるので苦手な人には辛いかもしれない
総括
1周当たりのプレイ時間も長すぎず、高いリプレイ性も相まって2周目も新鮮に楽しめ非常に良いバランスのゲームだなと感じました。私自身は1周目をステルス基調でクリアして、果たして彼が暴君であれば世界はどうなるのであろうと思い立ち、クリアの達成感も冷めないうちに直ぐ”残虐者”の2周目を始めてしまいました。
スチームパンクで退廃的で救いもない都市ダンウォールという復讐劇の舞台としては百点満点なリングの上で”跳ねる” ”隠れる” ”殺る” ”サル” コルボは中々に魅力的で、敵兵を討つたびに彼の内面からは謀略の渦に巻き込まれた無念さが滲み出ているようでした。
このDishonoredではオープンワールドではなくチャプター制をとっており、物語にひと段落が付くとその章の中でのリザルトを表示してくれます。
敵を倒した数、取得コインの枚数など色々なものがありますが、中には”誰にも発見されなかった”のように高い難易度のチャレンジもあり、やりこみ派やトロフィーコレクターには挑戦のし甲斐があるのではないかと思います。

そういったものが苦手!嫌だよ!という方は・・・・その時だけ目を細めてプレイしてください!(笑)
プレイ動画
1周目 ステルス基調
2周目 残虐者




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